RAR というファイルをご存知でしょうか。圧縮ファイル形式の一つで zip より高い圧縮率をほこります。しかし、日本で一般的な圧縮ファイル形式は zip で rar はまず使われません。圧縮する事も解凍する事も高難度だからです。もちろん rar に圧縮するソフトを持っていれば可能ですが、WinRAR というソフトはシェアウェアなのでお金をかけてまで RAR を使う人はいないでしょう。
でも海外ではしばしば使われているようです。何かファイルのやり取りをする時、インターネットでファイルをダウンロードした時、それが RAR ファイルだったらどうでしょう。どうやって開くの!?となり開くことを諦めてしまうかもしれません。
そこで Windows10 で簡単に RAR ファイルを解凍する事ができるアプリを紹介します。それは「RAR Opener」というアプリです。合わせて他の RAR を解凍するソフトや解凍できない時の対処法についても紹介しています。
目次
RARファイルを解凍するアプリ「RAR Opener」
RAR Opener は RAR ファイルを解凍する事に特化した無料アプリです。一応 zip なども解凍できます。実にシンプルな操作で RAR ファイルを解凍します。(無料アプリの為、広告が出ます。)
上記の Microsoft の公式サイトからダウンロードするか、タスクバーのストアアプリからインストールしましょう。
ストアアプリの右上にある検索窓で「RAR Opener」を検索してください。
RAR Opener を開くと上図のような画面が開きます。青いボタンが並んだとてもシンプルな画面です。
順番に次のような機能を持つボタンが並んでいます。
- Open RAR(解凍)
- RAR → ZIP(RARをZIPに変換)
- Pack Files(ZIPに圧縮)
- Pin to Start(スタートメニューにピン留め)
RAR ファイルを解凍するには Open RAR ボタンを押しましょう。
そして解凍したい RAR ファイルを選択し Unpack ボタンを押します。
次に Save To Folder ボタンをクリックして解凍後のファイルの保存先を選びます。
デスクトップに解凍したければ、デスクトップを一度選択した後に Unpack Here ボタンを押します。
すると数秒で解凍完了です。先程選んだ保存先のフォルダに解凍されたファイルが入っています。
LhaplusでRARを解凍
昔から人気のフリーソフト Lhaplus でも RAR を解凍できます。
Lhaplus は Vector などのサイトでダウンロードできます。
exe ファイルがダウンロードされるので、これを開いてインストールを行います。
Lhaplus をインストールすると rar ファイルのアイコンが上図のように変わります。ダブルクリックで開けば解凍が始まります。
エラーでRARファイルを解凍できない「場所が利用できません」
RAR ファイルを解凍する時によくあるエラーで「場所が利用できません」というものがあります。圧縮した時のソフトと解凍時のソフトの相性で発生するようです。
解凍出来ない時は RAR Opener の場合は何のエラーも出ずに止まってしまいますし、Lhaplus の場合は「場所が利用できません」というエラーが出ます。
そういう時の対処法としては、他の RAR を解凍するソフトを使ってみましょう。
7zipで解凍する
RAR を解凍できる他の無料ソフトで「7zip」があります。
特に説明もなく質素で取っつきにくい見た目をしているのですが、解凍方法は、RAR ファイルを選択して展開ボタンを押します。7zip にドラッグアンドドロップをすると圧縮されてしまうので要注意。
StuffIt Expanderで解凍する
MacOS の圧縮ファイルを解凍できる「StuffIt Expander」でも rar ファイルを解凍する事ができます。アメリカの会社が開発した解凍ソフトで英語ですが、ほとんど英語を読む必要はありません。
インストールすれば、ダブルクリックだけで RAR ファイルを解凍する事ができます。
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