LZH(LHA)とは ZIP のような圧縮ファイル形式の一つで、日本で開発されたものです。かつては日本で圧縮ファイルと言えば ZIP か LZH というくらいによく使われていました。
しかし、LZH ファイルはウイルスを検出できない場合があるという問題を各社アンチウイルスソフトが対応しない事から、LZH の利用をしないように表明されています。
LZH はフリーソフトが格納された圧縮ファイルとしてしばしば使われていました。Windows XP 時代では ZIP は標準で解凍できるにも関わらず LZH は解凍できず、「Webサービスを使用して適切なプログラムを探す」機能が使われる発端は常に LZH が最も多かったそうです。それを受けて Windows7 以降では LZH も Windows 標準機能で解凍できるようになりました。
Windows10 でも LZH を解凍する事ができます。
動画で見る
フリーソフトでLZHを解凍する
解凍するには別途「Lhaplus」などの解凍ソフトを使用する必要があります。
LhaplusでLZHを解凍
Lhaplus は Vector などのサイトでダウンロードできます。
exe ファイルがダウンロードされるので、これを開いてインストールを行います。
Lhaplus をインストールすると LZH ファイルのアイコンが上図のように変わります。これをダブルクリックすると自動で解凍が始まります
UnpackerでLZHを解凍
Windows10 のアプリ「Unpacker」で LZH を解凍する事が可能です。英語アプリですが簡単に解凍できます。
Windows ストアアプリで unpacker を検索してダウンロードしましょう。
unpacker を開くとこのようなシンプルな画面が開きます。open files ボタンをクリックして LZH ファイルを選択しましょう。
すると LZH ファイルに何が含まれているのかがわかります。ファイルを選択して個々に解凍する事が可能ですが、画面左下の Select All ボタンをクリックして全てを解凍する事も可能です。Unpack ボタンをクリックする事で LZH ファイルが解凍されます。
通常ダウンロードフォルダに解凍されますが、unpack location を変更する事で解凍フォルダを変更することもできます。
LZHに圧縮する
LZH ファイルの圧縮は使用はおすすめされていませんが、やむを得ず圧縮しなければいけない場合はフリーソフトの +Lhacaを導入する事で圧縮できます。
これが +Lhaca を開いた画面です。圧縮形式を LHA にして、この上に圧縮したいファイルをドラッグアンドドロップする事で自動で圧縮が行われます。
古いWindows10での解凍方法
古い Windows10 では LZH ファイルは上図のようなアイコンです。まずはそのままダブルクリックで開きましょう。
LZH でも ZIP を開いたような画面となります。上部の展開タブから「すべて展開」をクリックします。
展開先を選ぶか、展開先はそのままでも結構です。そして、展開ボタンをクリックすれば LZH ファイルの解凍は終了です。
なお、LZH ファイルに圧縮したい場合は別途フリーソフトが必要となりますが、前述したとおり LZH ファイルの利用は推奨されませんので ZIP などの圧縮ファイル形式を使ったほうが良いでしょう。
関連記事
Windows10を使いやすくするカスタマイズ。
-
Windows10を使いやすくするカスタマイズ初級偏
Windows10 はカスタマイズする事でもっと使いやすくなります。 Windows10 に使い慣れてきた頃に「もっと使いやすくしたい」という方向けに、Windows10 を使いやすくするカスタマイズ ...