かつての Windows は数年ごとに新しい Windows が発売され、その度に最終的には新しい Windows を買う必要がありました。しかし Windows10 以降は新しい Windows は発売されず、ずっと10のままという方針です。
Windows10 の次は発売されませんが、Windows10 にはバージョンやビルドという概念があります。毎年2回 Windows10 の無料大型アップデートが行われ、どんどん新しくなっていっているのです。
今後 Windows 自体にお金はかからなくなりましたが、アップデートしないと古いバージョンはサポート終了してしまうという落とし穴もあります。
ここでは、Windows10 のバージョンやビルドの確認方法について紹介します。
目次
Windows10のバージョンを確認する
設定から確認する
まず、スタートメニューから設定を開きましょう。
Windows の設定の中からシステムを選択します。
左メニューよりバージョン情報を選択し、右側の Windows の仕様という項目の中から現在の Windows10 のバージョンを確認できます。上図では「1809」となっており、2018年秋に行われた大型アップデートが適用されているとわかります。
同時にここでビルド番号もわかります。
バージョンは大きなアップデートで更新される番号で、ビルドは細かなアップデートで更新される番号というイメージです。
コマンドで確認する
まずは、キーボードの Win キー と R キーを押してください。
ファイル名を指定して実行のウィンドウが開くので名前欄に「winver」と入力します。そして OK ボタンを押しましょう。
Windows のバージョン情報ウィンドウが開き、ここでもバージョンとビルドを確認する事ができます。
スタートメニューから確認する
スタートボタンを押して、アプリ一覧から「Windowsシステムツール」フォルダを開いて Windows 管理ツールを選択します。
管理ツールフォルダが開くので、システム情報を開きます。
ここでも確認できます。
これまでのバージョン
- Windows10(発売時):バージョン1507
- Windows10 November Update:バージョン1511
- Windows 10 Anniversary Update:バージョン1607
- Windows 10 Creators Update:バージョン1703
- Windows 10 Fall Creators Update:バージョン1709
- Windows 10 April 2018 Update:バージョン1803
- Windows 10 October 2018 Update:バージョン1809
サポートが切れるタイミング
Windows10 からは新しい Windows は買わなくても良いのですが、アップデートせず古いバージョンを使い続けているとそのうちサポートが切れてしまいます。でも1年半程度は猶予があります。
確かに大型アップデート直後は不具合も起きやすいですから、しばらくアップデートを保留するのも良いでしょう。しかし、永遠に保留するわけにもいきません。
サポート終了日
- Windows10(発売時):2017年5月9日
- Windows10 November Update:2017年10月10日
- Windows 10 Anniversary Update:2018年4月10日
- Windows 10 Creators Update:2018年10月09日
- Windows 10 Fall Creators Update:2019年4月09日
- Windows 10 April 2018 Update:2019年11月12日
- Windows 10 October 2018 Update:2020年4月14日
既にサポートが切れてしまっているバージョンもあります。古いバージョンを使っている場合は早急にアップデートした方が良いでしょう。