Windows10 では一般的なファイルの拡張子が初期設定で表示されないようになっています。もし、ファイルの拡張子を表示させたいと思っているならこれから解説する方法で簡単に表示させる事が可能です。
拡張子とは簡単に言えばファイルの種類を判別するためのものです。例として以下のようなものがあります。
- 画像:.jpg, .png, .gif, .bmp
- 動画:.mp4, .wmv, .mov, .avi
- 音声:.mp3, .wav, .ogg, .m4a
拡張子が表示されていないとアイコンでファイルの種類を判別するしかありません。
拡張子を表示すると、画像でも jpg や png など細かく判別できるメリットがあります。
目次
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ファイルの拡張子を表示する方法
エクスプローラーで表示
Windows10 でのファイルの拡張子を表示する方法は、従来の Windows7 よりも簡単になりました。
フォルダの中にファイルがありますが、拡張子がないので何のファイルかわかりません。
まずは、上部メニューの「表示」タブをクリックします。
表示タブをクリックしたら、右側にある「ファイル名拡張子」のチェックボックスをオン(☑)にします。これだけでファイルに拡張子が付くようになります。
簡単ですね。
フォルダーオプションで表示
こちらは従来の Windows での方法ですが Windows10 でも可能です。
エクスプローラーを開いたら、ファイルタブを開いて「フォルダーと検索オプションの変更」を選択します。
フォルダーオプションが開きます。
画面上部の表示タブを開いて「登録されている拡張子は表示しない」のチェックボックスをオフ(☑→□)にします。そして OK ボタンを押しましょう。
これで拡張子が全て表示されるようになります。
登録されている拡張子とはどこで見られる?
前述の設定で「登録されている拡張子」というものがありましたが、それはどこで見られるのか気になりますよね。
まず、スタートメニューから設定を開きましょう。
Windows の設定よりアプリを選択します。
左メニューより既定のアプリを選択し「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」を開きます。
ここで拡張子に対して、何らかのアプリが表示されているものが「登録されている拡張子」という事です。
拡張子を表示しないリスク
不正なソフトウェア(マルウェアなど)も登録されている拡張子の仲間入りになれば、拡張子を表示させない事が可能という事です。
不正なソフトウェアの作者は、あなたにどうやって開かせようかを考えています。
拡張子を表示して見たことがない拡張子のファイルは開かない事で、コンピュータウイルス・マルウェア感染などのリスクを下げる事ができます。
拡張子を表示しない設定でも表示される理由
拡張子を表示しないといっても Windows10 は全ての拡張子を表示しないわけではありません。
表示しない拡張子は一般的に広く使われているもので、あなたのパソコンに登録されていない拡張子は表示します。
あなたもあなたのパソコンも見たことがない拡張子は、たとえ拡張子を表示しない設定でも表示されるようになっているのです。