Windows10 で文字を入力してる時、途中に追加する為に書き足すこともあるでしょう。そんな時に途中から入力すると後ろの文字が消えていく事があります。
例えば「今日はいい天気です。」という文章に晴れてを追加して「今日は晴れていい天気です。」にするとします。
それが書き足した文章が上書きされて元ある文章が消えてしまうんですね。「今日は晴れて気です。」という風になってしまいます。
何故そんな事が起きてしまうんでしょうか。
文字入力には上書きモードがあります
上書きされて文字が消えていくのは Windows の不具合でもバグでもありません。文字入力には上書きモードという正式な機能があります。普通は途中で文字入力しても後ろの文字は消えずに後ろへずれていくので、上書きモードを目にすると異常と思ってしまうのも無理はありません。
上書きモードの切り替え・解除方法
上書きモードの切り替えはキーボードの Insert キーです。ほとんどのキーボードで文字を消す BackSpace キーの隣にあるので間違えて押してしまいやすいんです。
上書きモードになってしまったら、Insert キーをもう一度押せば解除する事ができます。
何故上書きモードの用途は?
多くの人から邪魔扱いされている上書きモードですが、何故そんな機能が用意されているのでしょうか。
それは、上書きモードを使うと BackSpace キーで文字を削除する手間が省ける為です。普通の文章で上書きモードは使いづらいですが、番号とか文字数の決まった数字の羅列を修正する時などには上書きモードを使うと効率が上がります。
文字入力には上書きモードというものがあって、切り替えるには Insert キーを押すという事を覚えていただければ完璧です。