Windows10 パソコンには USB 端子が付いているものがほとんどですが、付いている数はパソコンによって様々です。大きなデスクトップパソコンなら8個くらい付いているかもしれません。しかし、ノートパソコンだと2個、もしくは1個しか付いていない事もあります。
マウスとキーボードを接続したら USB 端子が満杯という事もしばしばあるでしょう。USB 端子で動作するデバイスは大変多く USB 端子が足りないとお悩みの方も多いと思います。
そんな時には「USBハブ」というものを導入すれば USB 端子を増やすことができるのです。
USBハブとは
1つの USB 端子から2個~4個の端子まで分岐できる外部接続機器です。コンセントに繋げる延長コードと似たようなものです。
USB 端子1つでパソコン本体から 500mA までの電流を供給すると仕様で決まっています。少なとも USB 端子1つにつき100mAの電流を供給しなくてはいけない為、4端子までの USB ハブがほとんどです。5端子以上の USB ハブは別途コンセントから電力を供給しなくてはいけません。
USBハブの選び方
バスパワーとセルフパワー
USB ハブには以下の2種類があります。
- バスパワー
- セルフパワー
バスパワーとはパソコンから電力を得る方式で、セルフパワーはコンセントから電力を得る方式です。
パソコンから USB 端子に得られる電力は500mAまでと決まっています。マウスやキーボードなど消費電力が少ないものであればセルフパワー方式で OK ですが、プリンターや外付け HDD など消費電力が大きいものを接続する場合はセルフパワー方式が必要です。
通信速度の違い / USB2.0 と3.0
USB 端子には規格で2.0と3.0があります。USB3.0の方が通信速度が速いです。
マウスやキーボード程度なら USB2.0 でも問題ありませんが、USB メモリなどデータの読み書きをする場合は USB3.0 の方が速く恩恵を受けられます。
USB2.0と3.0の見分け方は端子の色が違います。上図のように青い端子が USB3.0 で、黒い端子が USB2.0 です。
販売されているものは USB3.0 タイプがほとんどですが、USB2.0 タイプも販売されているので注意しましょう。
形状
USB ハブの形状も色々あります。
このように短いコードが付いた USB ハブはノートパソコンで使いやすいタイプです。デスクトップの場合、コードが短いと宙ぶらりんになってしまうことが多いです。
コード無しで直接接続する USB ハブもあります。デスクトップパソコンでも端子に固定されるので使いやすいです。もちろん、ノートパソコンにも使えます。
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