Windows10 でファイルを右クリックするとメニューが表示されますが、その中に「送る」というものがあります。これがなかなか便利で、すぐに他の場所へファイルを送ったり、デスクトップへショートカットを作ったり、zip で圧縮できたりと意外に使う事も多いものです。
実は、この右クリックメニューの「送る」は自分好みにカスタマイズできるんです。いらないものを消してもいいですし、追加しても良いでしょう。
「送る」のメニューから削除
右クリックメニューの送るに表示される「FAX受信者」や「メール受信者」はそうそう使うものではありません。使わないなら消してスッキリさせましょう。
まずは、キーボードの Win キー と R キーを押してください。
ファイル名を指定して実行画面が表示されます。ファイル名を入力してアプリを起動する時などに使う中級者向けの機能です。例えば「notepad」と入力すればメモ帳が開きます。
ここでは「shell:sendto」と入力します。「sendto フォルダを開いて」というおまじないのようなものです。
SendTo フォルダが開きました。
右クリックメニューの送るに表示されている項目と一致している事がわかります。
送るメニューのいらない物を消すには、SendTo フォルダの中のものを削除すれば良いわけです。
FAX 受信者を消したので、送るメニューからも消えた事がすぐに確認できます。
ただ、ドライブ系を消すにはレジストリを触る必要があるので初心者にはおすすめできません。
「送る」メニューに追加する
送るメニューにはよく使うフォルダやアプリを追加する事ができます。
送り先にしたいフォルダのショートカットを作っておく必要があります。送り先にしたいフォルダを右クリックして、送るメニューから「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択してください。すると、デスクトップにショートカットが作成されます。
あとは SendTo フォルダへ作成したショートカットをドラッグアンドドロップするだけです。
右クリックメニューの送るに新たなメニュー項目が追加された事がわかります。フォルダのショートカットを追加すると、送るですぐさま該当フォルダへファイルを送る事ができます。
意外に効率化に貢献できる、送るメニューのカスタマイズ。一度やってみてはいかがでしょうか。