Windows10 環境でプロセッサのスケジュールについて解説します。また、設定を変える事でどう違うのかについても取り上げます。
プロセッサのスケジュールとは?
プロセッサのスケジュールとは、Windows のパフォーマンスオプションの詳細設定にある設定項目です。標準では「プログラム」に設定されています。
プロセッサとはパソコンの心臓部「CPU」の事です。リソースとはパソコンの処理能力の事となります。処理能力は有限ですから、起動しているアプリやソフトに処理能力を適切に割り当てなければいけません。
では、次を最適なパフォーマンスに調整とはどういう事なのかというと…。
- プログラム:今作業しているアプリやソフトを優先する
- バックグラウンドサービス:優先せず均一に割り当てる
現実世界の仕事に例えてみましょう。
社員の中で A さんは同じ時間で他の人より3倍仕事ができ、他の社員は人並みに仕事ができます。
普通は3倍早く仕事ができる A さんに優先的に仕事を割り当てたいですよね。これが
です。
A さんは3倍早く仕事ができるにも関わらず、全員同じ量の仕事を割り当てる状態が
です。
A さんはもっと仕事ができる力を持っているにも関わらず抑制される事になります。つまり、処理能力を多く要するアプリを動かす場合にはパフォーマンスを発揮できず重くなる場合があります。
しかし十分なパソコンのスペックを持ち合わせている場合は、リソースも多くなるので「プログラム」「バックグラウンドサービス」どちらを選んでもあまり変わらないでしょう。
プロセッサのスケジュールを変更する
まず、スタートメニューから設定を開きましょう。
Windows の設定からシステムを選択します。
左メニューより詳細情報を選択し、関連設定の中から「システムの詳細設定」を選択します。
システムのプロパティが開くので、パフォーマンスの設定ボタンを押します。
パフォーマンスオプションが開くので、詳細設定タブを開いて「プロセッサのスケジュール」の項目で設定を変更する事ができます。