Windows10 でキーボードの上方向キーが押してないのに押しっぱなしになるというトラブルがありました。これがかなり厄介で Skype では勝手に過去の会話を遡り入力ができなくなり、スタートメニューも勝手に上入力され電源を切る事もできなくなります。
言葉で言っても症状がよくわからないと思うので動画を用意しました。
このように延々と勝手に上方向が入力され続けます。
ネット上で同様のトラブルがあるか検索しましたが、稀な症状のようです。以下のサイトくらいしか見つかりませんでした。
目次
症状について
- キーボードの上方向キーが自動入力される
- 全てのアプリで起こるわけではない
- 設定アプリ、スタートメニュー、タスクバー、Skype などで起こる
原因の切り分け
何が原因か特定するために、原因を切り分けていきましょう。
キーボードのUSB端子を抜く
キーボードを抜いて自動入力が止まったらキーボードが原因という事です。物理的にゴミやほこりでキーが押下状態になっているか、ドライバの不具合、キーボードの故障などが考えられます。
マウスを抜く
マウスを抜いて自動入力が止まったらマウスが原因という事です。同様にドライバの不具合、マウスの故障などが考えられます。
その他のUSB機器を抜く
他の USB 機器が原因になっているかもしれません。
ゲームパッドなどを接続している場合、予期せずスティックが入力状態になっているかもしれません。
対処方法
とりあえず再起動
簡単なトラブルなら再起動で直る事があります。
何回か再起動して直らなければ、完全シャットダウンを試してみましょう。
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エクスプローラーを再起動
今回は全てのアプリで起こるトラブルではないという事が厄介です。キーボードを抜いてもマウスを抜いても自動入力は止まりませんでした。という事は Windows のシステムが要因で起こっているという事です。
スタートメニューやタスクバーでも起こる現象なので、エクスプローラーを再起動してみます。
次のショートカットキーでタスクマネージャーを開きます。
簡易表示になっている場合は、詳細ボタンを押しましょう。
プロセスタブの中からエクスプローラーを選択し、再開ボタンを押します。これでエクスプローラーが再起動されます。
セーフモードで起動
セーフモードは Windows を最小構成で起動します。セーフモードで同様の症状が出るか確認してみましょう。
セーフモードから復帰したら直っている事もあります。
ソフトウェアやドライバをアンインストール
トラブルが発生した直前にインストールしたソフトウェアやドライバが影響している可能性もあります。
アンインストールしてみて症状が出るか確認してみましょう。
システムの復元
システムの復元ポイントを作っている場合は、トラブルが発生する前の状態に戻る事ができるので症状が改善する場合があります。