Windows10 でマウスのスクロールで Chrome や Edge の画面が拡大縮小したり、リンクが新しいウィンドウで開いてしまう時の対処法を解説します。
マウスのスクロールが無効になって拡大縮小しかできなくなるのでとても不便です。Chrome などのブラウザの他にも、デスクトップではアイコンも大きくなったり小さくなったりします。
この症状は Windows やアプリのバグではありませんし、ウイルスによる影響でもありません。運悪く Windows のいち機能が有効化されてしまった事やキーボードが原因です。
原因について
原因はキーボードの Ctrl キーが押しっぱなし状態にある事です。
マウスのスクロールで Chrome や Edge の画面が拡大縮小したり、リンクが新しいウィンドウで開いてしまうのも Ctrl キーを押して操作を行った時に行われる動作です。
では Ctrl キーが押しっぱなしになる要因として以下の2つが考えられます。
- 固定キー機能が有効になっている
- キーボードに汚れやゴミが溜まっている
固定キー機能が原因の場合
Windows10 には固定キー機能というものがあります。これはキーボードショートカットで2つ以上のキーを要する場合、同時に押さなくても良いようにするサポート機能です。
例えばコピーするショートカットは「Ctrl + C」です。Ctrl キーを1回押すと Ctrl キーが固定され C を押すだけでコピーできるという事です。
この固定キー機能は予期せず有効化してしまう場合があります。Shift キーを連続で5回押すと、固定キー機能を有効にしますか?という確認が出ます。
何の事がよくわからず「はい」を押してしまうと、固定キー機能が有効化されてしまいます。
固定キー機能が有効化になっているのであれば、無効化しましょう。
まず、スタートメニューから設定を開きましょう。
Windows の設定から簡単操作を選択します。
左メニューよりキーボードを選択し、固定キー機能の「キーボードショートカットで一度に1つずつキーを押す」のスイッチをオフにします。
また間違って固定キー機能を有効化してしまわないように「固定キー機能を起動するショートカットキーを許可する」のチェックボックスをオフにしておきましょう。
これで Ctrl キーが押しっぱなしになる原因は解消されます。
キーボードが原因の場合
キーボードに汚れやゴミが蓄積し、常に Ctrl キーが押された状態になってしまっているかもしれません。ゴミが溜まっていないか確認してみてください。