マイクロソフト社は2023年3月21日に画像生成AI「DALL・E」による画像生成ができる「Bing Image Creator」のプレビュー版を公開しました。
「Bing Image Creator」はテキストによる説明を入力することで、ゼロから画像を生成する事ができます。今後検索エンジン Bing とブラウザの Edge に導入されます。
利用方法
Bing Image Creator の利用にはマイクロソフトアカウントが必要です。
初期費用や月額料金は必要なく、ウェイティングリストもありません。マイクロソフトアカウントがあればすぐに始める事ができます。
Bing Image Creator のウェブサイトへアクセスしてください。
Microsoft Bing の Image Creator
禁止されている事
- 他者に害を与えるコンテンツの生成・共有
- 他者のプライバシーを侵害するコンテンツの生成・共有
- 誤解を招くコンテンツの生成・共有
- 他者の権利を侵害するコンテンツの生成・共有
- 公序良俗に反するコンテンツの生成・共有
詳しくは原文をご覧ください。
使い方
テキストボックスに生成したい画像の説明を入力して、作成ボタンを押します。
これは「girl in the misty forest」で画像を生成した一例です。4つの正方形の画像を提案してくれました。
各画像を選択すると拡大する事ができます。
Bing image creator で生成された事がわかるように、画像の左下に bing の透かしが入ります。
また、拡大画像概要欄で画像の共有、ダウンロード、保存をする事ができます。
画像の生成時間
混雑具合によるかと思いますが、1分前後で画像が生成されました。
各アカウントに割り当てられた25ブーストポイントを使用することで、もっと速く画像を生成する事ができます。
ブーストポイントが無くなると、画像の生成が遅くなります。
マイクロソフトリワードのポイントを消費することで、ブーストポイントを補充する事ができます。
画像生成のコツ
説明的である方が、あなたのイメージに近い画像が生成されやすいです。
例として提示されているのは「形容詞」+「名詞」+「副詞」+「種類」を送信するように書かれています。
クリーチャーという名詞だけではなく、形容詞と副詞を使って具体的に指示をしています。
これは「Siamese cat runs in the meadow illustration(シャム猫が草原を走るイラスト)」というテキストを送信した例です。
著作権的なこと
Bing Image Creator で出力した画像の著作権的な話は気になる所です。
利用規約を見ると、以下のように書かれています。
要約しているので詳しくは原文をご覧ください。
マイクロソフトは生成した画像の所有権は主張しませんが、生成された画像はマイクロソフトが利用する事はできて削除する事もできると読み取れます。