NetBIOS over TCP/IP とは技術者でもない限り聞き馴染みのない言葉かもしれません。NetBIOS over TCP/IP とは各端末がネットワーク接続をする為の決まりごとです。
全てのネットワーク機器には IP アドレス(ネット上の住所)があり通信を行いますが、NetBIOS over TCP/IP が有効であれば同一ネットワークに限りコンピューター名でも通信ができます。
公衆無線 LAN に接続していると、他のパソコンからあなたのパソコンへ不正アクセスされるリスクがあり、ウイルスやサイバー攻撃に悪用される恐れがあります。NetBIOS over TCP/IP を無効にすると他のパソコンからあなたのパソコンが見えなくなります。
しかし NetBIOS over TCP/IP を無効にするとファイル共有や無線 LAN 接続のプリンターも使えなくなってしまいます。なので一概に無効にしておけば良いというわけではなく、公衆無線 LAN に接続する時は注意を払う必要があります。
NetBIOS over TCP/IPを無効にする方法
まず、スタートメニューから設定を開きましょう。
Windows の設定からネットワークとインターネットを選択します。
ネットワーク設定の変更の項目で「アダプターのオプションを変更する」ボタンを押します。
ネットワーク接続のウィンドウが開きます。イーサーネットというアイコンがあるので、これを右クリックしてメニューからプロパティを開きます。(管理者権限が必要です)
イーサーネットのプロパティを開いたら、「インターネットプロトコルバージョン4」を選択してプロパティボタンを押します。
インターネットプロトコルバージョン4のプロパティが開きます。ここでは詳細設定ボタンを押します。
画面上部より WINS タブを開き、NetBIOS 設定で「NetBIOS over TCP/IP を無効にする」のラジオボタンをオンにします。そして OK ボタンを押しましょう。
今まで開いてきたウィンドウも OK ボタンで閉じてください。これで NetBIOS over TCP/IP は無効になりました。
※標準は既定値です。